ガンは遺伝するのか?

基本的にガンは遺伝しないことを再確認できた

母の事で、色々ガンについて調べていた時にも多分、書籍やらインターネットやらの情報で「癌と遺伝の因果関係」について、どこかで読んだはずなのだけれど完全に忘れてしまっていた。

でも、最近読んだ書籍「難しいことは わかりませんが、『がん』にならない方法を教えてください!」ガンは基本的に遺伝しないと書いてあったので、少しだけホッとした。

というのも父も母もガンになったので、ガンが遺伝するとしたら「自分もガンになる可能性は高いのではないか?」と不安になり、それはいささか恐怖であるからだ。

但し、親や兄弟が「大腸がん」「乳がん」「前立腺がん」「卵巣がん」のような一部のがんの場合、本人も同じがんになりやすい傾向がある。とも書いてあり、100%遺伝しないわけではなくて「家系(遺伝)による影響は約5%と言われている」のだ。


「遺伝子検査キット」は、信用していいのか?

水上治医師の見解によると現時点での遺伝子検査キットの精度は高いとは言えないらしく、検査結果を見て「自分には、この遺伝子があるので、この病気になる」というのは、あまり解っておらず、例えば同じ人がA社B社C社と複数の遺伝子検査キットで検査をした場合、検査結果がそれぞれ違うなんて話も良く聞くのだそうだ。

ただ、遺伝子検査キットの精度も日進月歩なので、「今は参考程度の検査結果かもしれないが、将来的には病気を予防するための貴重な情報になるであろう」と言うようなことを著書の中で説明していた。


日本人が、ガンになる確率はというと・・・

最近では、「日本人男性が62%で女性が46%が、ガンになっている」というので、男ならほぼ3人に2人が、ガンになっていることになる。冷静に考えると遺伝の影響がなくても、ガンになる確率は高い。

原因は、「日本人の寿命が延びたこと」だという。

年を取っていけば、自ずと細胞のコピーミスが増えていき、細胞の自己修復もされなくなり、更に免疫力も低下するので、ガンになる確率が高くなる。大切なのは、「ガンに備えて知識をつけること」そして、医療技術は一日一日と進化しているので「ガンになるのであれば、一日でも遅くなること」と水上治医師は、インタビューアの大橋弘祐氏にアドバイスをしている。

しかし、こればかりは運頼みになってしまうなぁ。

ガンに備え、ガン以外の病気に備え、地震に備え、火事に備え、泥棒に備え、交通事故に備え、老後に備え・・・

考えすぎると「備えノイローゼ」になりそうだ。

全くキリがない。

いやはや、生き残るというのは大変である。


参考文献

  • 「難しいことは わかりませんが、『がん』にならない方法を教えてください!」
    • 著者:水上 治(みずかみ おさむ)氏 / 大橋弘祐(おおはし こうすけ)氏
    • 発行日:2016年5月6日


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