最後の最後まで、素直に言えなかったこと

あの時は、自分でもパニックになっていたと思う。

亡くなる数日間まで・・・

モルヒネを打ってもらっていたので母も意識が朦朧として、常に吐いてしまっていた状態でも、母に聞けるうちに聞いておかなくてはいけないことを、事務処理のごとく聞いていた。


自分でも鬼だと思った。

元気なときには、照れくさくて言えなかった言葉や感謝の言葉など、最後の最後まで言えなかった。


「産んでくれて、ありがとう」

「育ててくれて、ありがとう」

「心配ばかり、かけてごめんね」


まだ、まだあるけれども・・・

本当にバカだ。

もう会うことができないのに、言えなかった。


こればかりは後悔したなぁ~

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