あの人達は元気かなぁ~

母が抗がん剤の投与で入院中に出会った人達、同じ癌を持つもの同士お互いに「大丈夫 大丈夫」と声を掛け合っていた。

戦友ともいえる者同士で、とても明るく元気に話をしていた。

その中の1人で30代くらいの女性患者の戦友が、自身の手術を終え、退院する前日に母に折り鶴をプレゼントしてくれた。


折り鶴の羽の裏には「ぜったい元気になるからがんばろう!! また81の診察室でお話しましょう。待ってます。」とメッセージを書いてくれた。

そして、折り鶴の羽の表に母はひと言「祈り」と付け加えた。

抗がん剤の効果が薄れてきたけれど、違う薬の投与を試していた時の出来事だった。


確か母が旅立つ3ヶ月くらい前のことだったと記憶している。

鶴をプレゼントしてくれた方の顔はボンヤリ覚えているけれども、名前は忘れてしまった。

あなたも手術で大変だったのに母に元気を下さってありがとうございました。

あの時、母に頂いたピンクの鶴は、今でも大事にしています。

折り鶴



そういえば、この時の入院の時だったけ、母が看護師さんに「奇跡はありますよね?」と聞いて、看護師さんを返答に困らせたのは・・・

入院中に母と仲良くなった戦友の皆さんは元気だろうか?

余程の偶然がない限りお会いすることはないけれど、是非、元気でいてほしいと祈らずにはいられない。

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